声明： アフガニスタンクンドゥズのモスクでのISISによるテロ攻撃を非難する
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以下の声明は、東トルキスタン亡命政府の執行評議会によるものです。
先週の金曜日、ISISの自爆テロ犯が、アフガニスタンのクンドゥズ市にあるシッテモスクでハザラのイスラム教徒に対して凶悪で不道徳な攻撃を行った。
東トルキスタン亡命政府と東トルキスタンの人々は、ISISによって行われたこの邪悪なテロ攻撃を強く非難する。 我々は、中華人民共和国政府により東トルキスタンとその国民に対する現在実行中の国家テロキャンペーンを含むあらゆる形態のテロを非難する。
この邪悪なテロ攻撃の犠牲者、特にハザラの人々とアフガニスタンのすべての人々に、私たちは心から犠牲者のご冥福を祈る。
この凶悪なテロ攻撃の責任を主張する声明の中で、ISIS-Kは攻撃者がウイグル人であると述べている。ISISがそのような主張していることが真実ならば、それは意図的な偽旗作戦であり、「テロリスト」とのレッテル貼りでウイグル人のイメージを汚し、東トルキスタンの国民運動を弱体化させるために中国政府と協力して行われた新たな工作と見なすことができる。また、これは、1950年代以降アフガニスタンに居住しているイスラム過激派ではないウイグル難民の国外追放を正当化する前兆である可能性を高めていることも懸念する。
クンドゥズでのテロ攻撃について、いくつかのメディア報道は、アフガニスタンにおけるウイグル人の存在をほのめかす誤った情報を広めている。メディアの報道は、アフガニスタンのウイグル人がいわゆる「東トルキスタンイスラム運動（ETIM）」の一部であると誤ったことを主張している。
Voice of America、New York Times、BBC、Radio Liberty、Radio Free Asiaによる以前のメディアの報道によると、1949年後半から1950年代初頭に、中国が東トルキスタンを占領した後逃亡し2,000人から3,000人のウイグル人がアフガニスタンで難民として暮らしている。
アフガニスタンでは、タリバン系列の「東トルキスタンイスラム党（TIP）」の旗の下で戦っている数十人、場合によっては数百人のウイグル人イスラム主義者の存在が否定できない。しかし、中国政府がでっち上げているいわゆる「ETIM」は全く存在しない。
中国政府は、2001年11月11日に最初に「ETIM」を作り出し、「グローバルなイスラム主義運動」の一部だと東トルキスタン人の国家独立運動を捏造し表現した。さらに重要なことは、中国による捏造された「ETIM」は、東トルキスタンで植民地化、大量虐殺、占領の継続的なキャンペーンを行うために、中国に必要な「反テロリズム」という口実を作るためだった。
「ETIM」が実在するという証拠がないため、米国政府は2020年10月にそのような組織をエンティティリストから除外した。2021年9月、米国国務省は、タリバンとアルカイダに加盟している東トルキスタンイスラム党（TIP）といわゆる「ETIM」は同義語ではないことを非常に明確にした。
東トルキスタン亡命政府とその国民は、TIPが、タリバン、パキスタンISIおよび中国との緊密な安全保障と諜報協力を伴うその他の悪意のある組織の保護と支援の下での中国の国営組織であるではないかと考えている。世界中の東トルキスタン人は、TIPを非難し、TIPが中国の宣伝ツールとして利用されているものだと強く考えられる。TIPは、東トルキスタンにおける中国の国家テロ、植民地化、大量虐殺および占領を正当化するために利用され、「中国に対するテロの脅威」という嘘を作り上げるために利用されている。
東トルキスタン問題は、宗派間の暴力やテロなどとは何の関係もないことを改めて明確にしなければならない。東トルキスタンの人々は、東トルキスタンでの植民地化、虐殺、国家テロおよび占領に従事する中国政府占領軍以外のいかなる民族的および宗教的グループまたは組織、団体および政府に対して敵意は抱いていない。
我々は、各国の政府、メディア、組織、および個人が、東トルキスタンの存在そのものを維持するための闘争を弱体化させるための中国による継続的な悪意ある工作に警戒するよう呼びかけまる。
最後に、私たちは国際社会に、今回のテロ攻撃を調査し、その実際の加害者を明らかにするよう要請する。我々はまた、タリバン政権に対し、急いで行動せず、アフガニスタンにいる無実なウイグル人の命を危険にさらすという誤った判断をしないよう要求する。
